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大庭 寛史*; 佐藤 勝也*; 柳沢 忠*; 鳴海 一成
no journal, ,
放射線抵抗性細菌デイノコッカス・ラジオデュランスの優れたDNA二本鎖切断修復には、DNA損傷が生じた後に合成されるタンパク質が必要である。これまでに、デイノコッカス・ラジオデュランスの放射線抵抗性に中心的役割を担う新規放射線誘導タンパク質PprAを同定した。しかし、放射線応答の分子機構を明らかにすることが重要であるにもかかわらず、放射線誘導性タンパク質の放射線応答プロモーターについてはほとんど明らかにされていない。そこで、遺伝子プロモーターの放射線応答機構について解析を行った。ルシフェラーゼ遺伝子を用いたレポーターアッセイにより、放射線照射による遺伝子プロモーター活性の変動を解析したところ、遠位のプロモーターは-208から-156領域に、近位のプロモーターは-57から-22領域に存在すること、そして、-57から-38領域が最小必要プロモーター領域であることを明らかにした。本研究で同定した遺伝子の放射線応答プロモーターは、今後デイノコッカス・ラジオデュランスの放射線応答機構を全容解明していくうえで非常に役立つと考えられた。